用語集
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板ばね
板ばねは、一枚または複数の金属板を使用して作られる弾性部品で、力が加わると撓んでエネルギーを蓄え、力が解放されると元の形状に戻る特性を持っています。主に薄い長方形の板を用い、その板の両端または一方の端を固定して使用されます。板ばねは、そのシンプルな構造から、車両のサスペンションシステムや機械的な振動吸収装置、さまざまな工業製品の緩衝材として広く利用されています。
板ばねの設計は、使用される材料、板の厚さ、幅、長さによって大きく異なり、これらの要因はばねの硬さや撓み量に直接影響を与えます。スチール、ステンレス鋼、銅合金など、さまざまな材料が選ばれ、用途に応じて熱処理や表面処理が施されることがあります。
また、板ばねは低コストで製造が容易であることから、多くの機械設計においてコスト効率良く機構の改善が図れる部品として重宝されています。特に、限られたスペース内での使用や、一定の荷重範囲内で連続的な使用が求められる場合に適しています。
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