用語集
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ダブルトーションばね
ダブルトーションばねは、ねじれや回転の力を利用して機能するばねで、一つの中心軸を中心にして対称的な二つのコイル部分から構成されます。このタイプのばねは、片方のコイルが時計回りに、もう片方が反時計回りに力を発生させることでバランスをとりながら動作します。ダブルトーションばねは、特に両方向にトルクが必要なアプリケーションで使用され、自動車のサスペンションシステムや家庭用品、電子機器の開閉メカニズムなどに広く利用されています。
この種のばねは、中央の軸部分に力が加わると、そのねじれがコイルを介して伝達され、目的の動作を実現します。ダブルトーションばねの設計は非常に精密であり、使用される材料、コイルの直径、線径、コイルの数、ねじれの角度など、多くのパラメータが性能に直接影響します。通常、高品質のスプリングスチールが使用されることが多いですが、用途に応じてステンレス鋼や特殊合金が選ばれることもあります。
製造過程においては、精度を確保するために高度な技術が必要とされ、特に自動化されたCNCバネ製造機械が用いられることが多いです。これにより、高い再現性と一貫した品質が保証され、耐久性と信頼性の高い製品が製造されます。ダブルトーションばねはその多機能性と効率性から、多くの機械的な設計において重要な役割を果たしています。
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