用語集
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極小引張ばね
極小引張ばねは、非常に小さなサイズで製造される引張コイルばねです。これらのばねは、小型の電子機器、時計、医療機器など、限られたスペース内での使用を目的としたアプリケーションで主に使用されます。極小引張ばねは、非常に精密な操作や微細な力の制御が必要な場面でその機能を発揮します。
極小引張ばねの製造には、高い精度を持つ工具と技術が必要です。通常、これらのばねは極細の金属線を使用して作られ、線径は数ミリメートル以下、時にはマイクロメートル単位であることもあります。材料としては、ステンレス鋼、銅合金、ニッケル合金などが用いられることが多く、これらは耐腐食性や高い機械的強度を提供します。
極小引張ばねの設計は、用途に応じて非常に多様ですが、一般的には伸びや荷重の特性が厳密に制御される必要があります。そのため、製造過程では精密な測定機器を用いて、ばねの各特性が設計通りであることが確認されます。
これらのばねは、非常に小さいながらも機器の正確な機能を支える重要な部品であり、その品質と性能が機器全体の性能を左右することがあります。したがって、極小引張ばねの品質管理は非常に厳格に行われることが一般的です。
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